アステラス製薬・健やかライフ
2015年8月24日(月)~2015年8月28日(金) 『肺がん』
パッチうまく利用を 仕事一段落や長期休暇 開始日選択も大切
http://medica.sanyonews.jp/article/390
2007/7/11掲載
『いったんCOPDになると、健康だった頃の肺には戻れない。進行を遅らせたり症状を改善させたりする治療が中心になる。
まず、禁煙が欠かせない。岡山済生会総合病院の川井治之内科主任医長(呼吸器内科)は「COPDの患者が禁煙すると、その後の症状の進行を効果的に遅らせることができる」と話す。
薬で呼吸しやすくする治療もあり、狭くなった気管支を広げる吸入薬や肺胞の炎症を抑える吸入薬などが使われる。息切れする場合は、肺の負担を軽くするために腹式呼吸を身につけたり、口をすぼめて呼吸する訓練をしたりする。
重症になると、自力呼吸だけでは酸素が足りなくなる。外出や入浴の時も苦しくなるなど、生活の質も著しく下がるため、鼻に細い管を差し込み、酸素を送り続ける在宅酸素療法が必要になる。
「40歳を過ぎてせきやたんが続くようなら、呼吸器内科のある医療機関で肺年齢を調べて欲しい。何より、ぜひ禁煙を」と川井さんは呼びかける。』
2014/9/29 朝日新聞東京版夕刊掲載