〜禁煙コラム〜

なぜ、私が禁煙啓発の道に進んだのか?

「タバコ文書」『インターネットで読み解く』が大きな転機となりました。

 

 私が、インターネットを始めたのは比較的早く、1996年の頃でした。mosaic などのブラウザで読んでいた記憶があります。

 

 そのネット草創期において、よく読んでいたサイトがありました。 団藤 保晴さんの『インターネットで読み解く』です。その中の「たばこをめぐる日米の落差」 (1997/10/16) という記事を見て、思わず衝撃を受けました。

 

 そこには、タバコの真実と聞いたことのない「タバコ文書」というものが取り上げられていたのです。

 

 その当時から、私は、肺がん患者さんを診ることが多く、昼夜を問わず、患者さんの治療に全力を尽くしていましたが、肺がんという病気の厳しい状況をみて、治療の限界を感じることも多くありました。私は『インターネットで読み解く』で知ったタバコの真実タバコ会社のやり口をみて、心の底から怒りを感じました。それ以降、治療だけでなく、肺がんの原因であるタバコというものの真実の姿を理解しようと勉強を始め、多くの人にタバコを止めてもらいたいと啓発の道に進みました。

 

 皆さんには、ぜひともお願いします。タバコを止めて頂き、健康で充実した人生を送ってください。

 

 私が読んだ記事はその後加筆され、第71回「新・たばこをめぐる日米の落差」 (1999/06/03) として、http://dandoweb.com/backno/990603.htm で読むことができます。リンクなど、たどれなくなっているものもありますが、一度ご覧頂けたらと思います。